ブログ開設後にやること|最初の90日で整える運営計画

ブログ開設後の90日計画は、成果を約束する日程ではなく、作業の優先順位を整理する目安です。検索順位やインデックス登録の時期も保証されません。

最初の30日で運営の土台を整え、次の30日で記事作成を繰り返し、残りの30日で検索上の状態を確認します。ただし、サイトの目的や確保できる時間に応じて、期間と順序は組み替えましょう。

この記事を読むと、ブログ開設後にやることを90日単位で整理し、公開後のデータを基に次の作業を選べるようになります。記事数だけを追わず、既存記事との重複や独自価値を確かめる視点も押さえられる構成です。

90日計画は目安にする

最初の90日は、ブログ運営の基礎から確認までを見渡すための計画例です。Google公式の推奨日程や、成果達成に必要な固定ノルマではありません。

まず、サイトの主な目的、想定する読者、確保できる作業時間を整理しましょう。この3点を起点にすると、今取り組む作業と後回しにする作業を分けやすくなります。

Googleは、人を第一にしたコンテンツを考える際に、サイトの主な目的や焦点、想定読者にとっての有用性を確認する観点を示しています。90日間の作業も、この目的と読者から逆算することが大切です。

一方、SEOスターターガイドに掲載された提案の一部は、個々の事業に当てはまらない場合があります。特定サイトのインデックス登録や検索順位1位を保証するものでもありません

そのため、1〜30日、31〜60日、61〜90日という区切りを守ること自体は目的にしないでください。作業時間が限られるなら期間を延ばし、すでに整っている項目は短縮する判断が適切です。

計画には、各期間で優先する作業と完了の目安だけを置きます。一度にすべてを終わらせようとせず、次の確認へ進める状態を目指しましょう。

1〜30日|運営の土台を整える

最初の30日は、記事を急いで増やすより、運営の判断に必要な土台を整理します。目的と読者を起点に、設定、固定ページ、計測環境、記事候補を順に見渡してください。

整理する対象この期間の作業区切りの目安
目的と読者主な目的と想定読者を言語化記事候補を選ぶ軸を説明できる
運営の基盤必要な設定と固定ページを洗い出す(例:HTTPS、パーマリンク、バックアップ、更新、安全対策、運営者情報、問い合わせ、プライバシーポリシー、免責事項など)対応済みと未対応を分けられる
計測環境状態確認に必要な環境を準備する(例:Search Console、GA4など)次の確認作業へ進める
記事候補読者の疑問から候補を整理する(例:カテゴリー、記事候補、公開順、内部リンク候補など)優先候補と保留候補を分けられる

この期間の役割は、すべての初期作業を完了させることではありません。ブログを誰に向けて何のために運営するのかを言葉にし、必要な準備の全体像を把握する段階です。

基本設定と重要な固定ページについては、運営に必要な項目を洗い出し、対応済みと未対応に分けます。具体的な種類や必須構成はここでは定めず、自分のサイトの目的に照らして確認しましょう。

計測環境は、後から検索上の状態や変化を確かめるために準備します。Search Consoleは、Googleによるクロール、インデックス登録、検索結果への配信に関する情報を確認できるツールです。

ただし、この段階で計測ツールの細かな設定や指標の設計まで一度に進める必要はありません。まずは導入に必要な作業を把握し、別の手順に沿って準備を進めます。

記事候補は、想定する読者が抱える疑問を基に整理してください。サイトの目的から外れる候補をいったん保留すると、次の期間に着手する記事を選びやすくなります。

30日目までに全項目が終わらなくても、残った作業と次に進める作業を区別できれば見直しが可能です。作業量に応じて、土台づくりの期間を延ばしても構いません。

31〜60日|記事作成を習慣化

31〜60日は、読者の疑問に答える記事を選び、作成と公開前確認を繰り返す期間です。必須の記事数は決めず、無理なく続けられる一連の流れを整えます。

  • 題材を選ぶ サイトの目的と想定読者の疑問に合う記事候補を選ぶ
  • 記事を作成する 読者の疑問に答える内容を、読みやすく整理する
  • 関連ページを確認する 補足に役立つ既存記事があれば内部リンクで結ぶ
  • 公開前に見直す 誤字、文法上の誤り、構成、リンク先を確認する

Googleは、読者にとって有用で信頼できる、人を第一にしたコンテンツの作成を主要なベストプラクティスとしています。初月に整理した記事候補から、想定読者の疑問とサイトの目的に合う題材を選んでください。

記事ができたら、関連する既存ページへ自然につながる箇所がないかを確認します。関連ページへのリンクは、利用者を必要な情報へ案内し、Googleが新しいページを発見する助けにもなります。

公開前には、内容が読みやすく整理されているか、誤字や文法上の誤りがないかを見直しましょう。内部リンクを置いた場合は、リンク先が記事の話題と対応しているかも確かめます。

この工程は、記事の本数を競うためのものではありません。候補の選択、作成、関連記事の確認、公開前確認という流れを、確保できる時間に合わせて反復する運用例です。

作成に時間がかかる場合は、期間を延ばして同じ流れを続けます。予定した本数に届かないことより、読者の疑問への回答と公開前確認を省かないことを優先してください。

61〜90日|データを確認

61〜90日は、Search Consoleなどで検索上の状態を確認し、修正候補を整理します。数値の増減だけで結論を出さず、クロール、インデックス、検索パフォーマンスを分けて見てください。

検索状態を分けて修正候補を選ぶ流れ
1
状態を確認
クロールと登録状況を見る
未登録の理由と個別URLを確認
2
推移を確認
クエリとページを分ける
表示回数とクリックの推移を確認
3
候補を整理
修正対象を並べる
重大性と影響範囲を判断材料にする

Search Consoleは、Googleがサイトをどのようにクロールし、インデックス登録や検索結果への配信をしているかを確認する材料になります。確認対象を分けると、問題が起きている段階を整理しやすくなるでしょう。

ページのインデックス登録レポートでは、インデックス登録済みと未登録のページを確認できます。未登録の場合は、表示されている理由や対象URLを調べましょう。

検索パフォーマンスレポートでは、Google検索からのトラフィックをクエリやページなどに分け、表示回数やクリックの推移を確認できます。サイト全体の数値だけでなく、どのページや検索語句に変化があるかを見るための情報です。

修正候補は、重大な問題があるものや影響範囲が大きいページから並べる方法があります。ただし、これは運営上の整理案であり、修正による検索順位や流入の改善を保証するものではありません

この期間では、現状の確認と修正候補の整理までを優先します。詳細なKPI設計が必要になった場合は、別途その目的と測定指標を整理してください。

検索流入がないときの考え方

公開直後に検索流入がなくても、その時点だけで需要がないと即断しないことが重要です。検索への反映には幅があり、要件を満たしたページでもクロールやインデックス登録は保証されません。

Google検索への反映時間は変更内容によって数時間から数か月まで異なり、一般には効果を評価するまで数週間待つことが考えられるとされています。すべての変更が、検索結果で目に見える影響を生むとも限りません。

そのため、公開直後のアクセスだけを見て、記事の需要や価値を決めつけるのは避けましょう。反映を待てば必ず流入が発生するという意味でもないため、時間の経過と検索上の状態を分けて捉えます。

一定期間後に、まずクロールとインデックスの状況を確認してください。そのうえで、表示回数やクリックなどの検索パフォーマンスを見れば、検索結果に現れる前の問題と、配信後の状況を混同しにくくなります。

インデックスされていない場合も、登録時期を予測して断定することはできません。確認できた状態を記録し、修正が必要な問題の有無を調べたうえで、再確認の時期を決めます。

検索流入がないという一つの結果だけで、記事の削除や大量追加へ進まないでください。確認する段階を分けることが、次の作業を選ぶ判断材料になります。

ルモ

公開してすぐ検索流入がなければ、需要がない記事なのでしょうか?

ルモ
ノベル

公開直後だけでは判断できません。クロール、インデックス、検索パフォーマンスを分け、一定期間後に状態を再確認しましょう。

ノベル

記事数より独自価値を優先

新しい記事を増やす前に、既存記事との重複と、読者へ追加できる独自価値を確認します。記事数の多さ自体を成果の条件とせず、更新や統合も選択肢に入れてください。

Googleは、独自の情報、調査、分析があるか、他の検索結果ページと比べて実質的な価値があるかを、コンテンツの自己評価項目として挙げています。新規記事には、読者がそのページを選ぶ理由が必要です。

まず、既存記事と扱う疑問や結論が重なっていないかを確認しましょう。新しい疑問へ答えられない場合は、別記事を追加するより、既存記事の更新や統合で対応できないかを検討します。

同じ内容が異なるURLで表示される重複コンテンツは、スパムポリシー違反ではありません。ただし、利用者を混乱させたり、重要でないURLにクロール資源が使われたりする可能性があります。

新規記事として公開するなら、既存記事にはない情報、整理、分析を示せるかを確かめてください。単に言葉を置き換えただけで、読者が得る内容が同じなら、独立させる理由を見直す必要があります。

検索流入を主目的に多数の話題を扱うことや、サイトを新しく見せるために大量のコンテンツを追加・削除することは、Googleが示す自己評価項目です。必須記事数を置き、数だけを埋める運用は避けましょう

既存コンテンツは、必要に応じて更新または削除することも一般的な特徴として挙げられています。追加、更新、統合、保留のどれが読者にとって分かりやすいかを判断してください。

90日後に運営計画を見直す

90日が終わったら、実施した作業を継続、中止または保留、修正して再確認の3つに分けます。この区切りは運営を整理するための例であり、Google公式の評価手順ではありません。

振り返りでは、予定どおりに進んだかだけでなく、各作業を次の期間にも残す理由を整理します。90日以内に終わらなかった項目は、目的や優先順位が保たれているかを確かめてください。

90日後の分類

  • 継続する項目には、読者の疑問に答える記事作成や公開前確認など、今後も繰り返す作業を置きます。続ける頻度や量は、確保できる時間に合わせて決めましょう。
  • 中止または保留する項目には、サイトの目的から外れた記事候補や、現時点で優先度が低い作業を移します。完全に不要と決められない場合は、再検討する条件を残しておくのも一つの方法です。
  • 修正して再確認する項目には、検索上の問題が見つかったページや、独自価値を見直したい記事を入れてください。何を修正し、次にどの状態を確認するかを対応させます。

最後に、次の期間へ持ち越す項目と理由を一つの計画にまとめます。90日間の結果だけで成果の有無を断定せず、確認できた情報から作業の優先順位を更新しましょう。

まとめ|開設後90日は土台・反復・確認

ブログ開設後にやることは、最初の90日を固定ノルマにせず、土台づくり、記事作成、データ確認の順で整理することです。90日でアクセス数や収益が増える保証はなく、サイトの目的、想定読者、作業時間に合わせて期間と順序を調整します。

1〜30日に目的や必要な準備、計測環境、記事候補を整理し、31〜60日には読者の疑問に答える記事作成と内部リンク、公開前確認を反復する流れです。61〜90日はクロール、インデックス、検索パフォーマンスを分けて確認し、重大性や影響範囲を基に修正候補を並べましょう。

公開直後に検索流入がなくても需要がないと即断せず、記事数だけを増やす運用も避けてください。90日後には、作業を継続、中止または保留、修正して再確認に分類し、次の期間へ持ち越す項目と理由を整理します。

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