「WordPressにはプラグインが必要らしい。でも、結局どれを入れればいいの?」
私もWordPressを使い始めた頃、まったく同じ疑問を持っていました。そこで検索して見つけた「おすすめプラグイン」を参考に、良さそうなものを片っ端から追加していた時期があります。
ところが、数が増えるにつれて「このプラグインは何のために入れているんだろう?」というものまで混ざるようになりました。さらにブログでエラーが発生した際には、原因となっているプラグインを探すために数日間苦労した経験もあります。
その経験から現在は、単純にプラグインを減らすのではなく、「なぜこのプラグインを使うのか、自分で説明できるか」を基準に選ぶようになりました。
この記事で分かること
- WordPressプラグインの基本的な役割
- おすすめプラグインを大量に入れる危険性
- プラグインが原因と思われるエラーを経験した話
- 必須プラグインを「名前」ではなく「目的」から考える方法
- 現在Novelumoで使っている12個のプラグイン
- 削除を検討した方がよいプラグインの判断基準
WordPressプラグインとは?本当に必要?
WordPressのプラグインとは、WordPress本体だけでは不足している機能を追加したり、既存の機能を補助したりするための仕組みです。お問い合わせフォーム、SEO、バックアップ、セキュリティ、キャッシュなど、さまざまな用途があります。
そのため、プラグイン自体が悪いわけではありません。むしろWordPressを自分のサイトに合わせて使いやすくするうえで、非常に便利な存在です。
「必要」だからといって多ければ良いわけではない
私が最初に勘違いしていたのが、この部分でした。
「WordPressではプラグインが重要」→「それならおすすめされているものをたくさん入れた方が良い」と考えてしまったのです。
しかし、重要なのは数ではありません。
プラグインは「何個入っているか」より、「何のために入っているかを把握できているか」が重要です。
5個なら安全、20個なら危険というように、単純な個数だけで良し悪しを判断することはできません。利用しているテーマやサーバー、サイトの目的、必要な機能によって適切な構成は変わります。
おすすめプラグインを片っ端から入れて失敗した
WordPressを始めた当初の私は、検索して表示された「おすすめプラグイン」の記事をかなり参考にしていました。それ自体は悪いことではありませんが、当時は紹介されている理由を深く考えず、「おすすめされているなら入れておこう」という感覚で追加していたのです。
その結果、次第に自分でも役割を把握できないプラグインが増えていきました。
何に使っているのか分からない状態になった
中には設定画面を開いても専門用語が多く、何を設定すればいいのか分からないものもありました。
さらに問題だったのは、設定方法が分からないだけでなく、そもそも何のために導入したのか説明できないものまであったことです。
以前の私
おすすめ記事に載っていたから、とりあえず入れておこう。
現在の私
この機能が必要だから、このプラグインを使おう。
この違いは小さく見えますが、WordPressを長く管理していくうえではかなり大きいと感じています。
プラグインが原因?エラーを数日間探した経験
プラグインの管理方法を本気で見直すきっかけになったのが、ブログでエラーが発生したときでした。
どのプラグインが関係しているのか分からず、原因を数日間必死に探すことになったのです。
入れた理由を把握していないと切り分けも難しい
WordPressでは、プラグインやテーマの組み合わせなどがトラブルに関係する場合があります。そのため問題が起きた際には、プラグインを停止して状況が変化するか確認するなど、原因を切り分ける作業が必要になることも少なくありません。
ところが、当時の私は「これは何をするプラグインなのか」という基本的なことすら十分に整理できていませんでした。
プラグインが多いことそのものより、管理できていない状態の方が問題だったと今では考えています。
トラブルが発生したときの基本的な考え方
- 直前に行った変更を確認する
- WordPress本体・テーマ・プラグインの状態を確認する
- バックアップや復旧手段を確保する
- 必要に応じてプラグインを停止して原因を切り分ける
- 原因が分からないまま削除や設定変更を繰り返さない
特に運営中のサイトでは、焦って複数の設定を同時に変更すると、かえって原因を追いにくくなる可能性があります。変更内容を把握しながら一つずつ確認する方が整理しやすいでしょう。
WordPressで必須なプラグインは人によって違う
「WordPress必須プラグイン10選」のような記事は参考になります。ただし、その10個すべてが自分のサイトでも必要とは限りません。
サイトによってテーマ、サーバー、運営目的、必要な機能が違うためです。そこで私は、現在はプラグイン名からではなく「何を実現したいか」から考えるようにしています。
プラグイン名ではなく目的から考える
| 目的 | 考えること |
|---|---|
| セキュリティ | 現在のサーバーや既存対策で不足している機能は何か |
| バックアップ | 障害時にサイトを復旧できる状態になっているか |
| SEO | タイトルやメタ情報などのSEO設定をどう管理するか |
| お問い合わせ | フォームが本当に必要か、どの方法で実装するか |
| 表示速度 | サーバー環境との相性を確認したうえでキャッシュ等が必要か |
| 記事編集 | 標準エディターだけでは不足している機能があるか |
この考え方なら、「○○というプラグインは絶対必須」と決めつける必要がありません。
必要なのは製品名ではなく、自分のサイトに必要な機能を把握することです。
現在Novelumoで使っている12個のプラグイン
現在、Novelumoでは12個のプラグインを使用しています。
ただし、ここで紹介する12個を「WordPressを使う人全員に必須なプラグイン」として紹介するわけではありません。Novelumoの現在の環境で使用している構成例として見てください。
| プラグイン | 主な用途 | 全員に必要? |
|---|---|---|
| Advanced Editor Tools | 記事編集機能の拡張 | 必要な編集機能による |
| Akismet Anti-spam | コメントなどのスパム対策 | サイト構成による |
| Classic Editor | 従来型の編集画面を利用 | いいえ |
| Classic Widgets | 従来型のウィジェット管理画面を利用 | いいえ |
| CloudSecure WP Security | WordPressのセキュリティ対策 | 環境による |
| Code Snippets | コードスニペットの管理 | コード追加が必要な場合 |
| Contact Form 7 | お問い合わせフォーム | フォームが必要な場合の選択肢 |
| Customizer Export/Import | カスタマイザー設定のエクスポート・インポート | 必要な場合のみ |
| LIQUID SPEECH BALLOON | 吹き出し表示 | 記事表現による |
| LiteSpeed Cache | キャッシュ・サイト高速化支援 | サーバー環境などによる |
| Rank Math SEO | SEO設定・管理 | SEO管理方法による |
| UpdraftPlus | バックアップ・復元 | バックアップ方法による |
このうちContact Form 7は、Novelumoではお問い合わせフォームを作る目的で使用しています。
Classic Editorについては、私自身が以前のWordPress編集画面に慣れており、現在も旧エディターの方が使いやすいと感じ、乗り換えずに使い続けている状態です。
Classic Editorが初心者にも使いやすいかどうかは人によって異なります。私自身は使いやすいと感じていますが、「初心者なら必ずClassic Editorを使うべき」という意味ではありません。
また、上記以外のプラグインについては、現在Novelumoで使用していることは確認していますが、この記事の制作資料で個別の導入理由まで確認できていないものがあります。そのため、実際に確認できていない採用理由を推測して体験談として書くことは避けています。
AIに相談してプラグインを選び直した
大量にプラグインを入れていた経験から、現在は新しいプラグインを安易に追加しないようにしています。
その代わりに行っているのが、AIへWordPressのテーマや利用環境、実現したいことを伝えたうえで、候補を整理してもらう方法です。
最初に整理したときは半分近くまで減った
AIと一緒にプラグインを整理した当初、以前使っていた数から半分近くまで減りました。
不要だと判断したものを整理できたことで、管理もしやすくなったと感じています。
ただし、ここには少し面白い続きがあります。
運営を続けるうちに「この機能は必要」というものが出てきたため、その都度AIから提案を受けながら少しずつ追加していきました。その結果、現在使用しているプラグイン数は、以前とそれほど大きく変わらなくなっています。
数は戻っても中身がまったく違う
では、整理した意味がなかったのでしょうか。
私はそうは考えていません。
整理の前後で変わったこと
以前:「おすすめされたから入れている」
→
現在:「この機能が必要だから入れている」
結果的な個数が似ていても、現在は一つずつ目的を考えて追加しています。
重要なのはプラグインを極端に減らすことではなく、自分が管理できる状態にすることだと、この経験から学びました。
削除した方がいいプラグインはどう判断する?
では、WordPressの管理画面を見て「これは削除した方がいいのかな」と迷った場合、どのように判断すればよいのでしょうか。
私は「○○というプラグインだから削除」という考え方ではなく、そのプラグインが現在のサイトでどのような役割を持っているのかを確認することが重要だと考えています。
削除候補を考えるチェックリスト
削除を検討する前に確認したい項目
- 現在何に使っているプラグインなのか説明できるか
- 実際にその機能を現在も使用しているか
- 別のプラグインと役割が重複していないか
- テーマやサーバー側ですでに同様の機能を持っていないか
- 停止すると記事やサイト表示に影響しないか
- 削除時に設定や保存データがどう扱われるか確認したか
この中で「何に使っているのか分からない」という状態なら、少なくとも一度は必要性を調べる価値があります。
ただし、分からないから即削除するのはおすすめしません。
停止と削除は同じではない
WordPressでは、インストール済みのプラグインを停止したり、不要になったものを削除したりできます。
影響が分からない場合は、利用しているプラグインの公式ドキュメントやサイト構成を確認し、必要に応じてバックアップや復旧手段を確保したうえで判断する方が安全です。
注意
プラグインによって、停止時・削除時の挙動や保存データの扱いは異なります。「削除してから必要なら戻せばいい」と一律に考えず、それぞれの仕様を確認してください。
更新されているかも確認する
現在利用しているプラグインについては、必要性だけでなく更新状況も管理対象になります。
WordPressのサイトヘルスでもプラグインの更新は確認項目の一つとして扱われており、利用しているプラグインを適切に更新していくことはサイト管理の基本です。
一方、自動更新をすべて無条件で有効にすればよいとも限りません。サイトの重要度やバックアップ環境、変更後に動作確認できる体制も含めて、自分の運用方法に合わせて決めるのが現実的でしょう。
プラグイン選びで一番大切だと感じたこと
以前の私は、「おすすめプラグイン」という言葉をかなりそのまま受け取っていました。
しかし、ブログ運営を続け、実際にエラー対応も経験したことで考え方が変わっています。
「おすすめ」ではなく「必要な理由」で選ぶ
今、一番大切だと感じている基準は非常にシンプルです。
一番大切な基準
「なぜこのプラグインを入れているのか?」自分で説明できる状態にする。
おすすめ記事を参考にすること自体は問題ありません。私自身も情報を調べますし、現在はAIにも候補選びを手伝ってもらっています。
ただし、最終的に自分のWordPressへ導入するなら、少なくとも「何の機能が必要で、そのためにこれを入れる」という理由は把握しておきたいところです。
この考え方なら、5個でも15個でも20個でも、単純な数字だけで良し悪しを判断する必要はありません。
まとめ|必要な理由を説明できるプラグインだけを使う
WordPressのプラグインは便利ですが、「おすすめされているから」という理由だけで増やし続けると、後になって管理が難しくなる場合があります。
私自身、最初はおすすめ記事で見つけたプラグインを片っ端から追加し、何に使っているのか分からない状態になりました。ブログでエラーが発生した際には原因となるプラグインを探すのにも苦労しています。
現在はAIにも相談しながら、テーマや利用環境、必要な機能を整理してからプラグインを選ぶ方法へ変えました。
この記事の重要ポイント
- プラグインは少なければ少ないほど良いわけではない
- おすすめプラグインを全部入れる必要もない
- サイトによって必要なプラグインは異なる
- 使っている理由が分からないプラグインは必要性を確認する
- 停止・削除する前にサイトへの影響を確認する
- 「必要な機能があるから入れる」という順番で考える
私が最も大切だと考えているのは、「このプラグインをなぜ使っているのか」を自分で説明できることです。
Novelumoでも、今後の運営で不要になったプラグインがあれば整理し、逆に新しい機能が必要になれば追加する可能性があります。
この記事も現時点のNovelumoの運用状況をもとに作成しています。今後、Search ConsoleやGoogle Analyticsのデータ、WordPressの仕様変更、実際のサイト運営で得られた経験が蓄積した段階で、必要に応じて内容を更新していく予定です。