WordPressで関連記事を表示したいと考えたとき、「専用のプラグインを入れなければならないの?」と迷う人も少なくないでしょう。
結論から言えば、関連記事を作るためにプラグインは必須ではありません。本文中の自然な内部リンクや、「関連記事:○○」という形で公開済みの記事へリンクするだけでも、読者を次の記事へ案内できるからです。
一方、関連記事を自動で抽出したい、アイキャッチ画像や抜粋を並べたい、記事末尾へ一覧として表示したい――そんなときに頼りになるのが、テーマ標準機能や関連記事プラグイン。
私自身、関連記事については「プラグインあり・なしのどちらかが絶対に正しい」とは考えていません。文章の流れに合わせて手動で内部リンクを入れる方法には扱いやすさがあり、視覚的な一覧や自動化を重視するなら別の方法向き、というだけの違いです。
この記事では、プラグインなしで関連記事を作る方法から、THE THORの標準機能、関連記事プラグインでできることまで一緒に見ていきましょう。
この記事の結論
- WordPressの関連記事に専用プラグインは必須ではない
- 本文中の自然な内部リンクだけでも関連記事として機能する
- 「関連記事:記事タイトル」のように目立たせる方法も使える
- テーマにブログカードや関連記事機能があれば、それを活用できる
- 自動抽出やサムネイル一覧を重視するならプラグインが便利
- プラグインを増やす場合は更新状況や互換性も確認する
- 最終的にはブログのデザインと管理方法に合う方を選ぶ
WordPressの関連記事にプラグインは必要?
関連記事と聞くと、記事下にサムネイルが何枚か並んだ表示を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし本来の目的は、「この記事を読んだ人に、次に役立つページを案内すること」。そう考えれば、専用プラグインを使わなくても達成できる目的です。
関連記事の目的は次に読むページを案内すること
たとえばWordPressテーマの記事を書いている途中で、有料テーマの選び方について詳しく説明した別記事があるとしましょう。その場所に内部リンクを一つ置くだけで、さらに詳しく知りたい読者はそのまま次の記事へ進めます。
表示形式が豪華かどうかより、読者が「次にこれを読みたい」と感じる場所へ適切な記事を置けているかのほうがずっと重要です。
プラグインなしでも内部リンクは作れる
もっともシンプルなのは、文章中の言葉へ内部リンクを設定する方法。特別な機能を追加しなくても、公開済みの記事URLを指定するだけで関連記事への導線になります。
例
WordPressテーマの選び方については、別記事で料金や機能の違いを詳しく比較中です。
このような流れなら、リンクだけが唐突に現れることもなく、本文を読みながら自然に次の記事へ移れるでしょう。
プラグインなしで関連記事を作る方法
専用プラグインを使わない関連記事の作り方は一つではありません。文章そのものへリンクを設定する、関連記事として独立表示する、テーマのブログカード機能を使う――どれを選ぶかは、記事内で関連記事をどの程度目立たせたいか次第です。
本文中の自然な内部リンク
私が扱いやすいと感じる方法の一つが、関連する文章の近くへリンクを置く形です。読者がちょうど疑問を持ちそうな位置に詳しい記事を案内できるため、本文の流れを崩しにくいという利点があります。
たとえば「WordPressテーマには無料と有料がある」と説明した直後に、有料テーマの記事を案内する――そんな使い方をイメージしてください。
本文リンクが向いている場面
- 今読んでいる内容をさらに詳しく説明した記事がある
- 文章の流れをあまり中断したくない
- 関連記事を自分で細かく選びたい
- 余計なプラグインを増やしたくない
「関連記事:○○」として表示する
本文リンクより少し目立たせたい場合は、「関連記事:記事タイトル」という形も使えます。文章の途中へ案内を独立して置けるので、関連ページの存在を読者へはっきり伝えられる方法です。
例
関連記事:WordPressテーマおすすめ|失敗しない有料テーマの選び方
実際に設定するときは、記事タイトルまたは案内文へ対象記事のURLを指定するだけ。構造が単純な分、どの記事からどこへリンクしているか自分で把握しやすい点も利点です。
ブログカードを使う
テーマ側にブログカードや内部リンクカードの機能があるなら、それを使わない手はありません。
THE THORの公式デモを見ると、ブログカードとサイトカードをショートコードで設置でき、サイトカードは個別ページへの内部リンクとして利用できると案内されています。文字リンクより視覚的に目立つ分、画像の少ない記事ではアクセントとしても使えるでしょう。
THE THORなら関連記事をプラグインなしでも表示できる
WordPressテーマによっては、関連記事や内部リンクカードに相当する機能が最初から用意されています。その場合、同じ目的だけで別のプラグインを追加する必要性は小さいはず。Novelumoで使用しているTHE THORにも、関連記事へ誘導するための標準機能が備わっています。
記事末尾の関連記事機能
THE THORでは記事ページ周辺に関連記事を表示する仕組みを利用でき、本文を読み終えた読者へ次の記事を案内したい場合、記事末尾はまさに相性のよい配置と言えます。
ただし、「THE THORなら追加プラグインは絶対に不要」という意味ではありません。標準機能で欲しい表示を実現できるならそのまま使い、足りない部分があれば追加機能を検討する。そのほうが整理しやすいはずです。
ブログカード・サイトカードを使う方法
本文中へ関連ページを目立たせたいなら、THE THORのサイトカードが選択肢になります。公式デモでは、サイトカードを個別ページへの内部リンクとして利用でき、ラベルも関連記事のように変更できる例まで掲載されていました。
THE THORでの関連記事の考え方
- 本文中で自然に紹介:テキスト内部リンク
- 本文中で目立たせる:サイトカード
- 読み終えた後に案内:記事末尾の関連記事
このように複数の方法を組み合わせれば、専用の関連記事プラグインを追加しなくても内部リンク導線は十分に作れます。
WordPress関連記事プラグインでできること
手動リンクだけでも関連記事は作れますが、記事数が増えてくると管理負担も大きくなるもの。そこで、自動化や一覧表示を重視する場合の候補になるのが関連記事プラグインです。プラグインごとに機能は異なるものの、代表的な用途にはいくつか共通点が見られます。
関連記事の自動表示
記事のタイトル・本文・カテゴリー・タグなどをもとに、関連しそうな記事を自動で選ぶタイプがあります。毎記事でリンク先を一つずつ指定する手間が減るため、大量の記事を運営するときには管理を大きく省力化できるでしょう。
ただし、自動抽出された記事が必ず自分の意図どおりになるとは限りません。検索意図や記事同士の関係を細かく設計したい場合は、手動調整できるかどうかも確認しておくと安心です。
アイキャッチ・抜粋・一覧表示
関連記事プラグインの中には、タイトルだけでなくサムネイルや抜粋文を含めて表示できるものもあります。文章中心の記事なら、画像付きの関連記事が視覚的な区切りになる場合もあるでしょう。
ただし、画像付きだから必ずクリック率が高くなるとは限りません。ブログ全体のデザインや、関連記事をどの程度目立たせたいかを基準に判断してみてください。
表示場所や記事を調整できるプラグインもある
記事末尾だけでなく、本文途中、ウィジェットエリア、ショートコードを指定した場所など、表示できる場所は製品によってさまざまです。自動で選ばれた関連記事を手動でも修正できるタイプなら、自動化と細かな管理を両立しやすいでしょう。
関連記事プラグイン候補を比較
WordPress.orgには、現在も複数の関連記事プラグインが公開されています。ここでは代表的な3つを、公式ページに掲載されている機能だけで比較してみましょう。私自身はこれらを実際に使った経験を前提としていないため、「使って良かった」「これが一番」といった評価はあえて行いません。
Contextual Related Posts
Contextual Related Postsは、タイトルや本文などをもとに関連記事を探して表示するプラグインです。WordPress.orgの公式ページでは、自動表示のほか、ブロック、ウィジェット、ショートコード、キャッシュ機能などが案内されていました。
自動表示を中心にしながら、本文中の任意位置やウィジェットエリアにも関連記事を配置したい場合、検討しやすい構成と言えるでしょう。
Related Posts for WordPress
Related Posts for WordPressは、記事同士の関連付けを自動で作りながら、必要に応じて手動修正できる仕組みを持っています。公式ページを見ると、自動関連付けに加え、関連先の追加・編集・削除、ショートコード、ウィジェット、独自キャッシュなどが説明されている構成です。
自動化を利用しつつ、結果を人間側でも調整したい人にとって、比較候補になるでしょう。
Related Posts By PickPlugins
Related Posts By PickPluginsは、記事内や記事周辺へ関連記事を表示するプラグイン。WordPress.orgではショートコード表示や手動選択に関する機能が確認でき、更新履歴にはWordPress互換性に関する修正も見られました。
配置方法や手動選択を含めて比較したい人には、選択肢の一つとなるはずです。
| プラグイン | 主な特徴 | 向いている考え方 |
|---|---|---|
| Contextual Related Posts | 自動抽出、ブロック、ウィジェット、ショートコード、キャッシュ | 関連記事表示を広く自動化したい |
| Related Posts for WordPress | 自動関連付け、手動修正、ショートコード、ウィジェット | 自動化しつつ関連先も調整したい |
| Related Posts By PickPlugins | ショートコード、手動選択など | 配置や記事選択も調整したい |
インストール前に再確認
WordPressプラグインは更新状況や対応環境が変わるもの。実際に導入する直前には、WordPress.orgの公式ページで最終更新日、対応WordPressバージョン、利用環境との互換性を改めてご確認ください。
プラグインあり・なしの違いを比較
関連記事プラグインを入れるべきか迷ったときは、「SEOに強そうだから」といった曖昧な理由ではなく、自分が必要とする表示や管理方法から判断すると分かりやすくなります。特に初心者なら、現在のテーマですでにできることを確認してから追加を検討するほうが、機能の重複を避けやすいはずです。
| 比較項目 | プラグインなし | プラグインあり |
|---|---|---|
| 手軽さ | テキストリンクなら簡単 | 初期設定が必要 |
| 視認性 | テーマ機能次第 | 画像・抜粋付き表示を選べる製品もある |
| 自動化 | 基本は手動管理 | 自動抽出に対応する製品がある |
| 管理のしやすさ | 記事数が少なければ把握しやすい | 記事数が多い場合に省力化しやすい |
| カスタマイズ性 | テーマの仕様に依存 | 製品によって表示条件などを調整可能 |
| 追加管理 | 新しいプラグイン管理は不要 | 更新・互換性確認が増える |
関連記事を手動で細かく管理したいならプラグインなし、自動化や一覧表示を重視するならプラグインあり――シンプルに言えば、この分け方が一つの目安になります。
プラグインなしがおすすめな人
関連記事プラグインを入れなくても困らないブログは少なくありません。特に記事数がまだ少なく、関連記事を一つずつ自分で選べる段階なら、手動リンクだけで十分に間に合います。テーマ側の機能が充実している場合も、まずはその標準機能を試す価値があるでしょう。
プラグインなしが向いている場合
- 記事数がまだ少ない
- 関連記事を自分で選びたい
- 本文中の自然な内部リンクを中心にしたい
- 「関連記事:○○」程度の表示で十分
- テーマ標準のブログカードを利用できる
- 追加プラグインをなるべく増やしたくない
- 内部リンク構造を自分で把握しておきたい
私自身も、関連付けたい文章の近くへ公開済みの記事タイトルやキーワードを書き、そこへ記事URLを設定するだけで関連記事は十分に成立すると考えています。シンプルですが、どの記事へ案内するかを自分で決められる方法です。
関連記事プラグインがおすすめな人
記事数が増えてくると、一つずつ関連記事を設定する作業が大きな負担になることがあります。さらに画像付きカードを一覧表示したいなら、手作業だけでは追いつかなくなるでしょう。そのような状況で意味を持ってくるのが、関連記事専用プラグインです。
プラグインありが向いている場合
- 記事数が多く手動管理が大変
- 関連記事をある程度自動で抽出したい
- アイキャッチ画像付きで一覧表示したい
- タイトルだけでなく抜粋も見せたい
- 記事末尾へ複数の関連記事を並べたい
- ウィジェットやショートコードも利用したい
- テーマ標準機能では欲しい表示を作れない
ただし、必要な機能がテーマ側ですでに実現できるなら、機能が重複するプラグインを追加する理由は小さくなるはずです。
関連記事を入れる場所の考え方
関連記事は、記事末尾だけに置かなければならないものではありません。読者が次の記事を必要とするタイミングを考えると、本文中と記事末尾とでは役割が少し異なるもの。一つの記事で両方を使い分けることも、もちろん可能です。
本文中は疑問が生まれる場所に置く
本文中の関連記事は、読者がさらに詳しい情報を必要とする箇所へ置くのが自然な形です。たとえば「WordPressテーマの料金」について触れた直後なら、テーマ比較の記事へつなぐような使い方が一例になります。
その場で必要のない記事を大量に置くより、文脈と強く関連するページへ絞ったほうが分かりやすくなるでしょう。
記事末尾は次の行動を案内する
最後まで読んだ人は、その記事の疑問をある程度解決できているはず。そこで次のステップとして役立つ関連記事を置けば、読者を自然な流れで案内できます。
関連記事を置く場所
- 本文中:今の説明をもっと詳しく知りたい人へ
- 記事末尾:読み終えた人の次の疑問へ
WordPress関連記事のよくある質問
関連記事について調べていると、「プラグインを使った方がSEOに有利なのか」「何件表示すればよいのか」といった疑問も出てくるものです。ここでは、プラグインあり・なしを選ぶときに迷いやすい点を整理しました。
WordPressで関連記事を表示するにはプラグインが必要ですか?
必須ではありません。本文中のテキストリンク、「関連記事:○○」という表示、テーマ標準の内部リンクカードなどでも、関連ページへは十分に案内できます。
プラグインなしとありではSEOに違いがありますか?
「プラグインなしだからSEOに強い」「関連記事プラグインを使えば順位が上がる」――どちらとも言い切れません。表示方法だけで判断せず、読者にとって関連性の高いページを適切につなげられているかを優先しましょう。
THE THORなら関連記事プラグインはいりませんか?
THE THORにはサイトカードなど、内部リンクを視覚的に表示できる標準機能が備わっています。その機能で目的を満たせるなら追加の必要性は低くなりますが、別の自動抽出や表示機能が欲しい場合はプラグインの比較も選択肢の一つでしょう。
関連記事は本文中と記事末尾のどちらがいいですか?
どちらか一方に限定する必要はありません。本文中では今読んでいる内容の補足、記事末尾では次に読みたいテーマの案内、というように役割を分ける方法もあります。
アイキャッチ画像付き関連記事の方がいいですか?
画像付き表示が必ず優れているわけではありません。文章中心の記事で視覚的な変化を加えたい場合や、複数記事を一覧として見せたい場合には有力な候補になるでしょう。
初心者はプラグインあり・なしのどちらがおすすめですか?
まず、現在使っているテーマで何ができるかを確認すると判断しやすくなります。テキストリンクやテーマ標準機能で十分ならそのまま始め、記事数が増えて管理が大変になった段階で自動化を検討してみてください。
まとめ|必要な表示方法に合わせて選べばよい
WordPressで関連記事を表示するために、専用プラグインは必須ではありません。本文中の自然な内部リンクや「関連記事:○○」という案内だけでも、読者を関連ページへ十分つなげられます。
THE THORのように内部リンクカードを標準で備えたテーマなら、それを利用しない手はないでしょう。公式デモを確認したところ、サイトカードは個別ページへの内部リンクとして設置できるとのこと。
一方、記事数が増え、自動で関連記事を抽出したいなら専用プラグインが便利になってきます。アイキャッチ画像、抜粋、一覧表示、ショートコード、ウィジェットなどを使いたい人にも、比較する価値は十分にあるはずです。
大切なのは、「プラグインを使うかどうか」から考え始めないこと。どの記事を、どの場所で、どんな見た目で読者へ案内したいのかを先に決めれば、必要な方法はおのずと絞られてくるはずです。
記事数が少ないうちは手動リンク、記事が増えて管理負担が大きくなれば自動化――そんな段階的な使い分けも可能。自分のブログにすでにある機能を確認し、不足している部分だけ追加するくらいの気持ちで十分でしょう。
この記事は2026年8月時点のWordPress.org掲載情報、THE THOR公式情報、筆者自身の現在の運用方針をもとにまとめたものです。プラグインやテーマ機能は更新によって仕様が変わるため、公開前にも公式情報を再確認ください。今後はSearch Console・GA4・実際の内部リンク利用状況などを見ながら、内容を継続的に更新していく予定です。