ブログ収益化は難しい?記事を増やす前に見直す順番

ブログ収益化は、記事を書くだけでなく、読者に届け、悩みに答え、使っている広告方式に応じた収益につなげる必要があるため、難しいものです。すでに記事を増やしているのに収益が伸びないなら、次の一本を書く前に、今ある記事のどこを見直すかを決めましょう。

まず分けたいのは、記事に来てもらうまでの反応と、訪問後の反応です。読者の問いへの答えと、使っている広告方式の記録を順に確かめると、修正する場所を絞れます。

私の過去の失敗も交えながら、手元の記事と記録をどう見直すかを一緒に整理しましょう。

ブログ収益化が難しいのは、書く以外の確認も必要だから

「書き続けているのに、なぜ収益にならないのか」と感じるときは、執筆した量と、その後の反応を分けて考えてみてください。記事数は積み重ねた作業の量ですが、読者が来たか、答えを得たか、収益につながったかまでは表しません。

読者に届くことと、収益になることは別の段階

検索から読者を集めるなら、まず記事が検索結果に表示され、クリックされるところが入口です。その先で商品やサービスを紹介する場合は、読者が必要性を理解し、紹介先へ進み、案件の条件を満たす成果が発生するところまで確認します。

そのため、アクセスが少ない記事と、アクセスはあるのに成果が出ない記事では、先に見る場所も変わるのです。「収益がない」という結果だけでまとめず、確認できる反応を段階ごとに並べてみましょう。

記事の答えと紹介先を考えながら、更新も続ける

商品やサービスを紹介する記事では、読者の疑問に答える説明と、その人に紹介先が必要かという判断の両方を考えます。さらに、情報が変わったときに確かめ直し、記事を更新する作業も必要です。

ここを記事数だけで管理すると、問いへの答えが弱い記事や、紹介先とのつながりが曖昧な記事まで増やしてしまいます。書き足す前に一本を読み直すことが、次に取り組む作業を決める入口になるのです。

私は合計約150記事で初成果が出た

私の場合、ブログを書いたことがなく、ほぼ知識ゼロで始めたので、100記事以上書いても成果は出ませんでした。その後も試行錯誤を続け、合計約150記事でようやく初成果が出た、という経験があります。

この経験を振り返って、記事数に加えて確かめたいのは、今の記事が誰の何に答えているかという点です。100記事を書いた段階でも、まず手元の反応と本文を見比べ、直す理由を説明できる一本を探してみてください。

最初に、訪問までの反応と訪問後の反応を分ける

最初の点検では、対象の記事と期間を決めて、分かる数値を書き出します。まだ計測していない項目は「不明」、計測した結果が0件の項目は「0件」とするのが出発点です。

記録がそろっていなくても、記事の問いと答えは今すぐ読み直せます。以下の表で自分の状態に近い行を選び、記録の確認と本文の点検を進めてください。

今の状態確かめる記録最初に見るところ
数値をまだ把握していない計測の有無、対象記事、期間不明と0件の区別、本文の問いと答え
検索表示が確認できないSearch Consoleの表示回数、URL検査の登録情報対象URLと期間、登録状況と未登録の場合に示される理由
検索表示はあるがクリックが少ない検索語、掲載順位、検索クリック検索語に対するタイトルの約束と本文の答え
訪問はあるが紹介先へ進まない訪問記録、計測できている紹介先クリック紹介先の必要性、記事から進む理由
紹介先クリックはあるが成果がない案件条件、発生・未確定・確定・否認の記録成果発生の有無と、その後の処理状況
表示広告だけで収益を得ている来訪、広告配信・表示、収益の記録訪問数と広告表示の違い、利用中サービスの状態

Search Consoleのクリック数は、Google検索結果からサイトがクリックされた回数です。記事内の紹介先クリックやASPの成果数とは別の記録なので、同じ「クリック」という言葉でも区別しましょう。Search Console公式の指標説明で、表示回数・クリック数・掲載順位の意味を確認できます。

検索表示が確認できない場合は、対象URLと期間を確かめ、URL検査で登録状況を見てください。通常の検査結果はGoogleのインデックス内の情報で、現在の公開ページをその場で調べた結果ではありません。「登録されています」という表示と、実際の検索表示も分けて考える必要があります。登録情報とライブテストの違いは、URL検査ツールの公式案内を参照してください。

表示やクリックが少ないときは、少数の数字だけでタイトルを原因にせず、検索語と順位も一緒に確かめましょう。訪問までの状況を整理したら、次は記事を読んだ人が欲しい答えを得られるかの点検です。

記事を一つ選び、読者の問いに答えているか確かめる

収益を伸ばしたいときほど、広告を増やす前に本文を読み直してみてください。確かめたいのは、その記事に来た人が、読み終えたあとに何を判断できるかです。

検索語と冒頭の答えを並べて読む

Search Consoleで検索語を確認できるなら、その言葉と記事の冒頭を並べます。検索語の記録がない場合は「想定する問い」として書き出し、実際に検索された語とは区別してください。

  • 読者の問い:何に困って、この言葉を検索したのか
  • 冒頭の答え:その問いに、最初の説明で何を返しているか
  • 判断に必要な条件:状況によって答えや行動が変わるところ
  • 読み終えたあとの行動:自分でできること、紹介先を使う理由

たとえば「100記事書いても収益が出ない」という問いに、ブログのメリットだけを説明していたら、今の困り事への答えが足りません。冒頭で「検索からの反応と、訪問後の反応を分ける」と答え、その後に確認する記録と行動を示すと、読者が自分の状況を整理できます。

補うべきなのは、読者が判断するために欠けている説明です。Googleも、優先する文字数の設定はないとユーザー第一のコンテンツに関する公式案内で説明しているので、長さを埋めるための書き足しより、問いへの答えを整えましょう。

無料で済むことと、紹介先が必要なことを分ける

商品やサービスを紹介する記事なら、読者がそれを使う理由も点検します。「どんな悩みがあり、何を使うと、どこまで対応できるのか」が本文から分かることが大切です。

たとえば、今ある記事の問いと答えを整理するだけなら、まず自分で読み直せます。作業量が多く、一部を依頼したい場合には、自分で決める内容と任せる作業を整理してから依頼先を選んでください。

読者が自分で済ませられる段階なら、無理に紹介先を足す必要はありません。サービスを使う場面があるなら、必要になる条件と、紹介先でできることを説明します。

リンクの位置を変える前に、記事の答えと紹介先の内容が合っているかを確認しましょう。進んだ先で必要な対応を受けられるかまで見ておくと、説明を補うべき場所が明確です。

流行に乗り、外注しても企画を決められていなかった

過去に加圧インナーがブームになった頃、私もその波に乗ろうと本格的に記事制作に参入しましたが、結果は失敗でした。当時は依頼する私の経験が足りず、同じようなキーワードで記事を書いてもらっていたのです。

私の振り返りでは、ワーカーの責任ではありません。依頼する側の私が、キーワード選定もサイト構成もできていなかったうえ、単価を多く払えば上位表示できると誤解しており、そうした要因が重なったと考えています。

この経験から振り返ると、依頼する前に決めるべきだったのは、どの問いをどの記事で扱うかでした。今の記事を見直すときも、似た問いに同じ答えを重ねているなら、記事ごとの役割から確認してみてください。

収益の記録は、使っている広告方式に合わせて見る

記事の答えを点検したら、使っている広告方式に合わせて収益の記録を見ます。アフィリエイトでは紹介先へのつながりや成果の発生・確定、表示広告では広告の配信・表示が確認対象です。表示広告だけを使っている人は、次のアフィリエイトの節を飛ばし、「表示広告だけなら」の節へ進んでください。

アフィリエイトは、発生・確定・入金を分ける

アフィリエイトの紹介先クリックは、その先で申込みがあったという記録ではありません。クリックしか分からない場合は、申込みの有無を推測せず、ASPで確認できる成果記録と案件の対象・成果条件を照合しましょう。

成果が発生していても、まだ確定処理を待っている場合があります。たとえばA8.netの未確定成果は、広告主による成果条件や否認条件の確認と、確定またはキャンセルの処理を待っている段階です。確定の時期はプログラムで異なるため、未確定というだけで紹介文が悪かったと決めず、確定時期の案内と利用中の案件条件を確認してください。

否認が記録されているなら、分かる理由と成果条件を照合します。確定したのに入金がない場合は、本文の書き直しより、支払予定や支払方式・基準額・口座の状態を確認する場面です。A8.netの場合は成果報酬の支払方法が確認先になります。

比較するときは、同じ期間に加えて、集計の定義もそろえてください。A8.netのログイン後トップ画面にある簡易レポートでは、旧画面の「未確定報酬額」と新画面の「発生金額」は集計対象が異なり、直接比較する想定ではありません。画面を切り替えて数値が変わった場合は、記事の成果が落ちたと判断する前に、新旧レポートの変更点を確かめましょう。

表示広告だけなら、配信・表示と収益を確認する

表示広告だけを使っている場合、紹介先クリックや申込みの点検は不要です。同じ期間の来訪記録と、利用中の広告サービスの配信・表示・収益の記録を見比べます。

訪問があるのに広告表示が確認できないなら、本文の答えを直す作業と、広告が配信されているかの確認を分けてください。AdSenseの収益のトラブルシューティングも、来訪に関わる記録と広告の配信・表示を順に確認する案内です。

また、推定収益・確定した収益・入金は、それぞれ別の段階なので、入金の有無だけで成果を判断しないようにしましょう。AdSenseでは、推定収益が翌月初めに確定し、支払基準額や保留の有無などの条件に応じて支払われます。収益が記録されていて入金がないときは、公式の支払いスケジュールと自分の支払状態の確認が先です。

100記事・半年・1年を区切りに、直す範囲を決める

100記事書いた、半年続けた、1年たったという区切りでは、記事数や期間に加えて、今の反応と作業負担を見比べてみてください。次の行動を選ぶ材料になるのは、直す理由を説明できる箇所と、そこに使える時間です。

反応と答えの不足が重なる記事から、一つ直す

最初の修正には、手元の記録と本文を見比べて、不足を具体的に言える記事を選びます。たとえば、次のように修正する箇所まで絞れる一本が候補です。

  • 検索表示はあるが、検索語への答えが弱い記事:冒頭の回答や判断条件
  • 訪問はあるが、必要な紹介先に進む理由が伝わらない記事:必要になる場面と紹介先でできること
  • 記録がまだない記事:計測の確認と、本文だけでも分かる回答の不足

修正前の記録、変更日、直した内容を残しておきましょう。メモに「対象記事/比較する期間/変更日/見つけた不足/変更箇所」を書き、一つの不足を直してから同じ条件で記録を見比べると、次に確認する箇所を整理できます。

比較するときは、対象の記事、期間の長さ、検索タイプや集計の定義をそろえてください。テーマの季節性や順位の変化などもあるため、修正後に数字が増えたというだけで、その変更が原因だったとは言えません。記録とあわせて、補った答えが読者の状況に合っているかも読み直しましょう。

新しい記事を書くのは、今の記事では答えていない問いを見つけ、その役割を説明できるときに検討できます。同じ問いへの答えを増やすことになりそうなら、まず既存記事の不足を補ってみてください。

更新し続けられるテーマと作業量に絞る

過去には、ブログを多角化しようと、何度かさまざまなジャンルを同時に運営しましたが、これらの試みはすべて失敗でした。私の場合、興味のないジャンルばかり選んでしまい、続ける気力もリライトしたい気持ちも湧かず、放置してしまったのです。

続ける負担が大きいときは、新しいジャンルを足す前に、今のテーマを調べ直したり、記事を更新したりする時間を取れるか考えてみてください。たとえば、今回直す記事を一本にしたり、調査と執筆を別の日に分けたりする方法です。

半年や1年は、運営を振り返る区切りとして使えます。収益だけで結論を急がず、今ある反応、説明の不足、更新を続ける負担を並べて、次に取り組む範囲を決めましょう。

まとめ:次の記事を書く前に、今ある一本の不足を見つける

ブログ収益化が難しいときは、訪問までと訪問後の反応を分けると、最初に見る場所が明確です。数値が不明なら計測を確認しながら本文を読み直し、訪問があるなら読者の問いへの答えを確かめます。商品やサービスを紹介する記事では、必要な紹介先へのつながりも点検しましょう。

アフィリエイトはクリック・成果発生・確定・入金を分け、表示広告だけなら配信・表示と収益の記録を確認してください。まずは今ある記事を一本選び、「読者の問い」と「冒頭の答え」を書き出すところからです。直せる不足を一つ選び、変更前の記録と修正内容を残して、次の見直しにつなげましょう。

>ブログ運営の基本を、次の一記事から

ブログ運営の基本を、次の一記事から

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