クラウドワークスで同じ相手に継続依頼するときは、初回の結果を踏まえ、次回の本数・納期・報酬・修正範囲・連絡方法を文章で合意し直すことが基本です。相手の予定と自分の確認時間を合わせ、契約と仮払いを終えてから次の作業へ進みます。
初回がうまくいっても、次に頼める量や開始日は同じとは限りません。まずは「次もお願いしたい」と相談し、無理なく引き受けてもらえる条件をそろえましょう。
初回の結果を見て、次の依頼を相談する
継続の判断は、仕上がりと進め方の両方を見て行います。合意した内容で納品され、修正や連絡にも大きな行き違いがなければ、次の依頼を相談する段階です。
気になる点が残る場合は、次も少量で確かめる方法があります。例えば指示の曖昧さが原因なら、制作条件を直してもう一度確認し、修正しても必要な水準や連絡条件が合わないなら次を頼まない、という判断です。
次回の量を増やす前に、自分が何本確認できるかも見積もってください。原稿を受け取る余力があっても、確認が滞ると相手の修正や次の着手まで止まってしまいます。
私は、再契約するかどうかを相手に判断してもらっていました。同じ相手へ頼みたい意思と、相手が引き受けられる条件を分けて話すことが大切です。
本数・納期・連絡方法を決め直す
次回の本数は、最初に決めた数を自動で増やすのではなく、双方の余力に合わせて相談します。「前回と同じ条件」の一言で済ませず、変える点と引き継ぐ点を見える形にするのが要点です。
一度に頼む本数は双方の余力に合わせる
まとめて頼むなら、テーマの難しさ、調査量、自分の確認時間まで含めて本数を考えます。相手には他の仕事もあるため、月に何本対応できるか、まとめて受けられるかを尋ねてください。
私が本数を決めていた例
私は最初の1記事が問題なく終われば、次に10記事を相談することがありました。少し不安がある人にはもう1記事を依頼し、その結果で判断して、大丈夫そうなら5記事ほど頼む進め方もしていたのです。
この本数は当時の私の運用例で、全員に同じ数が合うとは限りません。初回の確認に時間がかかった場合や、次回のテーマが難しくなる場合は、より少量での依頼も検討します。
少量から始める場合も、その仕事が終わったら必ず増やすと約束しないでください。「今回の納品を確認した後、双方の予定を見て次を相談する」と伝える形なら、今回の範囲と次回の相談が明確です。
記事ごとの納期と途中の連絡条件を合わせる
複数記事を頼むなら、一括の最終納期だけでなく、各記事の提出日や、何本ずつ確認するかをそろえます。修正中に次の記事へ進めるかも、進行を左右する条件です。
連絡は毎日の報告を一律に求めるより、必要な場面を決めておく方が運用しやすくなります。着手、判断に迷う疑問、納期変更、納品報告について、どこへ連絡するかを合わせてください。
発注者側の返答予定も必要です。「初稿を受け取ったら何日以内に確認するか」を決めておけば、相手も修正時間を確保しやすくなります。
報酬と作業範囲を文章で合意する
継続時の報酬を相談するときは、記事数に加え、次に含める作業と確認の負担も判断材料です。初回と同じ単価を使う場合も、作業内容まで同じかを確認します。
単価・総額・税と含む作業を確認する
次回条件を整理するときは、初回との差を並べた表が便利です。表の中身は今回作成した確認用の作例で、実際の取引条件ではありません。
| 項目 | 初回の例 | 次回に合意する内容 |
|---|---|---|
| 記事数・テーマ | 指定テーマで1記事 | 対応可能な本数とテーマ一覧 |
| 担当作業 | 用意した構成で執筆 | 構成・調査・画像・入稿の担当 |
| 報酬 | 1記事分の契約金額 | 単価の税込/税抜の別・全記事の税込契約総額 |
| 納期 | 初稿を1回提出 | 各記事の提出日と確認・修正の日程 |
| 修正 | 初回に共有した基準 | 引き継ぐ基準と、新しく変える範囲 |
| 連絡 | 質問と納品時に連絡 | 連絡が必要な場面と双方の返答予定 |
同じ「1記事」でも、文字数が増えたり、新しく構成や画像選定を頼んだりすれば、作業量は変わります。金額を提示するときは、単価の税込・税抜の別と、依頼する全記事の税込総額を明記してください。
クラウドワークスの契約金額は、発注者が支払う税込総額です。受注者の報酬は、そこから税込のシステム利用料が差し引かれるため、相談では契約金額と受取額のどちらを指しているか確認します。
私は継続して依頼し、記事の質も悪くないと判断した相手には、少しずつ単価を上げていました。
継続だから必ず値上げする、まとめて頼むから当然に値下げする、と決めるのではなく、今回の条件で双方が引き受けられる金額を相談します。予算が合わなければ、本数や担当作業を見直す選択も必要です。
修正と追加作業の境界を合わせる
継続時は、前回の修正で分かったことを制作条件へ反映してください。よく使う表記や根拠の基準を更新しておけば、同じ指摘を何度も伝える負担を減らせます。
一方、発注後のテーマ変更や章の追加、別資料に基づく調査のやり直しは、当初の基準に沿う修正とは別です。追加の仕事が必要になったら、範囲・報酬・納期を相談してください。
修正の回数や期限を設ける場合も、何を1回とするか、確認後いつまでに返すかを合わせます。継続を条件に無償の作業を増やしたり、良い公開評価と報酬を交換したりはしません。
条件を送るときは、変更点が拾いやすい文章にすると相手も返答しやすくなります。次は今回作成した相談文の例です。
継続依頼の相談文
前回は[確認できた良かった点]について、ありがとうございました。次回は[テーマ]を[本数]本、[担当作業]の範囲でお願いしたく、ご相談します。
希望条件は、1記事[金額]円[税込/税抜の別]、契約総額[金額]円(税込)、初稿の提出日は[記事ごとの日付]です。修正は[共有する完成基準と範囲]とし、追加作業が必要な場合は別途相談を希望します。
こちらは提出から[確認に必要な日数]以内に返答する予定です。ご都合の合う本数・日程と、調整が必要な点をお知らせいただけますか。
同じ相手への依頼から次回の開始まで
条件の相談ができたら、クラウドワークス内で次の契約へ進みます。特定の相手だけを対象にした仕事を、一般公開の募集にしない点に注意してください。
非公開スカウトや仕事相談から条件を送る
公式FAQでは、スカウト(非公開)で仕事を登録してから、その仕事について相手へ相談する方法と、「仕事の相談をはじめる」から相談する方法が案内されています。詳細は特定のワーカーへの依頼方法で確認してください。
契約が完了している場合は、継続依頼の公式FAQに沿って新しい仕事を作成し、改めて契約します。以前のメッセージだけで次の作業を頼まず、本数・金額・納期が次回の合意と一致しているかも確かめてください。
契約と仮払いの後に作業を始める
- 次回条件を提示して返答をもらう
記事数、担当作業、報酬、納期、修正、連絡条件を伝え、相手の予定と調整します。難しい条件には代案や辞退の余地を残してください。
- 合意を契約内容にそろえる
相談で変わった点を反映し、双方で最終条件を確かめます。「前回と同じ」の中身が一致しているかも確認したい点です。
- 仮払いを完了し、開始を連絡する
固定報酬制では契約成立後に仮払いを行います。完了を確認してから、使う資料と最初の記事の着手を案内してください。
開始前に、次の項目がそろっているかを確認します。未確定のまま残った条件は、作業を頼む前に相手と合わせてください。
- 次回の本数とテーマ
- 担当作業・完成基準・修正と追加作業の境界
- 単価の税込/税抜の別・税込の契約総額
- 各記事の納期と発注者側の確認日程
- 連絡方法と予定変更時の相談
- 双方の契約合意と仮払い完了
継続依頼は、前回の良かった点を生かしながら、次に無理なく進められる条件を作る機会です。本数を増やすこと自体を目標にせず、確認表を埋めて相手の返答をもらうところから進めてください。