ChatGPTでブログを書くときは、問い・答え・根拠・実体験を一枚に整理してから、構成、下書きの順に進めます。事実や経験を変えない条件を伝え、見出しの表現や説明の順序には工夫の余地を残す方法です。
キーワードだけでは伝わらない「自分が何を答えたいか」を材料にすると、構成案や下書きのどこを確かめるべきかも見えてきます。
一記事の材料を、一枚にまとめる
最初に用意するのは、長い禁止事項の一覧ではなく、この記事で答えることが分かる材料です。メモや文書に次の欄を作り、決まっている内容から埋めていきます。
| 渡す材料 | 記入する内容 | 固定する範囲・任せる範囲 |
|---|---|---|
| キーワード・読者 | 主キーワード、読者の状況、知りたいこと | 答える相手と中心の問いは固定 |
| 返す答え | 結論、その理由、読後にできること | 根拠を確かめた答えを軸にし、伝え方は調整可 |
| 根拠資料 | 資料名、URLやファイル名、使う箇所、対象・時点 | 数値・名称・適用条件を保持 |
| 本人の経験 | 原文、当時の条件、使ってよい範囲 | 出来事・結果・程度・時系列を保持 |
| 扱わない内容 | 別記事で詳しく答える疑問、不要な話題 | 本文の範囲は固定、必要な短い説明は可 |
| 希望する仕上がり | タイトル案、口調、確認用の文章かHTMLか | 確定事項以外の見出し表現・順序・段落は改善可 |
資料名やURLに加え、使う原文や該当箇所の本文も、ChatGPTの入力欄へ貼り付けるかファイルを添付して渡してください。
キーワードを、読者の疑問へ言い換える
たとえば「ChatGPT ブログ 書き方」なら、今回答える問いは「何を渡し、どの順に構成と下書きを作るか」です。「AIの機能を紹介する記事」とだけ伝えるより、必要な説明を絞れます。
まだ題材が決まっていない場合は、自分が説明できる経験や資料と、読者の困りごとが重なる問いを選ぶことが先です。候補の検索量や記事の分け方を調べる作業は、下書きの依頼と分けて進めます。
共通の文体と、その記事だけの材料を分ける
「親しみのある敬体」「事実を作らない」といった共通ルールと、今回のキーワード・原文・根拠資料は別の欄にするのがおすすめです。毎回使うルールをそろえながら、別記事の経験や古い数値の混入を確かめられます。
私が2026年9月に整理した記事作成のメモにも、キーワードに加え、必要なら既存のカテゴリー・タグの一覧を渡し、メタディスクリプションも考えてもらうという項目がありました。本文以外の提案がほしい場合も、使える選択肢と必要な出力を材料の末尾へ足す形です。
料金や機能を説明する記事では、公式資料の該当箇所まで用意し、「この条件で使える」という範囲を伝えます。結論がまだ根拠と合うか分からない段階なら、文章化の前にその点を確かめることが先です。
実体験は、原文と使える範囲を一緒に渡す
経験を入れるときは、本人の言葉を残しながら、何が起きたかと、そのときどう感じたかを分けて整理します。
本人のメモを整理し、使える範囲を決める
次は、私が2026年9月に記事作成について整理したメモの原文です。
今は、キーワード選定、検索意図、その他事前にできる準備はAIと協力してすべて手作業で行うようにしていますが、ChatGPTを使っても条件が厳しすぎると何度修正してもうまくいかないので、これもやはりトライ&エラーで学んでいくしかありません。
キーワードとタイトルだけを渡しても作文のような記事になるし、条件を厳しくしすぎると説明書のような内容になる。
このまま渡すだけでなく、文章に使う情報を次のように分けて添えます。
原文を整理する例
- 出来事:キーワード選定や検索意図など、事前の準備をAIと協力しながら手作業で進めていたこと
- 条件:キーワードとタイトルだけを渡した場合と、条件を厳しくしすぎた場合
- 観察結果:条件が厳しいと修正を重ねてもうまくいかず、出力が説明書のような内容になるという本人の観察
- 感想・考え:条件を調整し、試行錯誤しながら学ぶ必要があるという考え
- 使える範囲:本人が当時行っていた準備と、指示の調整で感じた難しさ
ここで使えるのは、事前準備と、指示の条件調整で試行錯誤していたという本人の経験です。作業時間が何割減ったか、検索順位や収益が変わったかといった結果は、この原文から付け足しません。
文章に使える範囲を、短い言葉で指定する
入力には「この原文を、準備と条件調整の経験として使う。成果や回数など、書かれていない事実は追加しない」と添える形です。文章を読みやすく整えることと、出来事を増やすことを分けて伝えます。
ほかの人の経験を資料に使うときは、その人の経験として示すよう指定してください。自分で試したことのように一人称へ変えないことも、最初に決める条件です。
構成を依頼し、答えと資料の抜けを確かめる
材料がそろったら、まず構成案を依頼します。見出しだけでは説明の重複を見落としやすいため、各節の答えも一緒に出してもらう方法です。
構成用の短い指示例
先ほどの材料を貼り付けたうえで、次のように依頼します。
構成を作る指示例
以下の材料から、読者の中心の疑問へ答えるブログ記事の構成案を作ってください。出力は「見出し案/その節で答える疑問/短い答え/使う資料」の組です。
主回答と事実・経験の範囲を保ち、見出しの表現や順序の改善案と、答えに必要な情報が足りない節・確認事項も示してください。
この段階では、見出しの言い回しを先に細かく縛る必要はありません。返す答えと根拠が変わらない範囲で、読み進めやすい表現や順序を選ぶ段階です。
確認するのは、各節が違う疑問へ答えているか
構成案では、冒頭で主疑問に答え、その理由と実行方法へつながっているかを見ます。「材料をそろえたら、次はどう入力するか」のように、答えの先で読者が迷う部分まで含まれていることが確認点です。
「特徴」「メリット」「便利な点」で同じ説明が続くなら、一つにまとめるか、答える疑問を分け直します。経験を使う節には原文、仕様を述べる節には公式資料が対応している状態が、下書きへ進む目安です。
なお、検索を意識して書く場合も、語句を繰り返すことより、読者の問いと答え、見出しと本文の対応を先に整えます。
確認した材料と構成から、下書きを作る
次に渡すのは、確認済みの構成と、それぞれの節で使う資料です。構成を作った会話を続ける場合も、どの案を使うかを明示してから本文の作成を依頼します。
下書き用の短い指示例
細かな文の形まで決めずに、保持する事実と出力形式を伝える依頼です。
下書きを作る指示例
確認済みの材料と構成を使い、導入から末尾まで省略のない下書きを作ってください。本人の経験・引用・数値・名称・対象条件は資料の範囲を保持し、読みやすい見出し表現や段落の工夫は任せます。
出力は、見出しを区別した確認用の本文です。答えに必要な情報が足りない箇所は事実を補作せず、下書きとは別に、箇所と必要な確認を示してください。
WordPressへ貼るHTMLが必要なら、出力形式の部分だけを置き換え、使用できる部品の仕様も渡します。確認用の文章を作った後に、投稿先の形式へ整える進め方も可能です。
不足が出たら、その節の材料へ戻る
たとえば、経験の結果が原文にないなら、本人に結果を確認するか、その結果を前提にしない説明へ戻します。料金の対象プランが不明な場合は、対象と時点を公式資料で確かめることが先です。
補った資料は使う節を指定して渡し、関係する説明を整えます。ほかの節まで一律に書き直す必要があるかは、追加情報で記事全体の答えが変わるかどうかで判断してください。
下書きと原資料をそろえ、評価へ渡す
下書きが出たら、まず答えと原資料の対応を短く確かめる段階です。指示を出したことだけで終わらず、実際に出てきた文章を読みます。
指示の有無より、出来上がった本文を確認する
私のメモには、指示と出力の違いについて次の記述がありました。
最初のプロンプトではっきり同じ語尾を続けて使ってはいけないと明記しても、同じ語尾を繰り返し使います。
これは、私が記事作成で困った点の一例です。語尾に限らず、求めた答えや条件が本文に残っているかを確認してから、次の評価へ渡します。
- 導入と主要な節から読み取れる、問いへの答えと理由
- 答えの先で必要になる判断と、次にすることの説明
- 数値・名称・URL・適用条件と、根拠資料の一致
- 本人と他者の経験、引用と自分の説明の区別
- 見出しと本文の一致、重複説明や語尾連続の有無
- 表や強調による、答えと重要条件の見つけやすさ
評価担当には、本文の版と照合資料を渡す
評価を別の人やAIに依頼する場合は、タイトル・中心の疑問・対象の下書きをそろえ、どの版を確認するか分かる名前や保存日時を付ける形です。事実確認に使う原文と資料も、対応する箇所が分かる状態で渡します。
評価で必要な修正を反映した後は、変更箇所の前後と、タイトルから末尾までの全文を読み直してください。全文評価や誤りの修正方法を掘り下げるのは、この下書き作成の後に続く工程です。
まずは書きたい一記事について、問い・答え・根拠・原文の欄を埋め、構成の依頼へ進んでください。材料の事実を守りながら表現を工夫できる状態を作ることが、自分の経験を下書きへつなぐ出発点です。